プロップ3口座運用|「シナリオは合ってるのに損する」の正体と、スルーの強さを学んだ日曜日
5月17日、日曜日。
土曜日のETHトレードでは、朝に作ったシナリオがほぼ完璧に的中したにもかかわらず、建値撤退で大きな利益を逃した。
シナリオは合っていた。環境認識も合っていた。ソーサートップの見立ても合っていた。それでも利益にはならなかった。
その悔しさはあったが、日曜はそれを引きずらず、朝5時に起きて改めてシナリオを作った。
今日のテーマは、はっきりしていた。
シナリオを作る。
予約注文で入る。
感情で触らない。
ただし、形が崩れたら入らない。
結果だけ見ると、今日はマイナスだった。
ただ、今日の本当の収穫は損益ではない。
「シナリオは合ってるのに損する理由」と、「入らない判断の強さ」がかなり明確になった一日だった。
朝5時起き、ETHシナリオ作り
土曜の悔しさを引きずらず、朝5時に起きてETHUSDのシナリオを作った。
前日の建値撤退で逃した利益を、どこかで取り返したい気持ちは当然あった。
ただ、ここで取り戻しモードになると終わる。
だから、まずは感情ではなく、チャートの形だけを見た。
ETHとBTCを並べて比較。どちらも対USDで、上位足は下降トレンド。ショート目線で見るなら、どちらも候補にはなる。
ただし、BTCとETHは相関が高い。両方同時に入ると、実質的には同じ方向へ倍プッシュしているのと近い。
ここで意識したのは、昨日からのルール。
「両方狙えば取り逃しゼロ」は錯覚。
形いい方一本に絞る。
最終的に選んだのはETH。
理由は、昨日から継続して見ていた通貨ペアであり、値動きの癖もある程度把握できていたから。慣れている分、判断品質が高くなると考えた。
N波動戦略で予約注文
朝のETHシナリオは、N波動の3波目を狙う形だった。
ただ成行で売るのではなく、まず下落を確認し、その後の戻り高値でショートを入れる。
設定イメージは以下。
| 成立条件 | 2173.05付近を下落確認 |
|---|---|
| 売り発動 | 2178.36付近の戻り高値 |
| 損切り | 2197.14付近 |
| トレイル開始 | 2159.20付近から |
| 狙い | 下落確認後の戻り売り、N波動3波目 |
つまり、考え方としてはこう。
- まず下に動く
- 下落が成立する
- 一度戻す
- 戻り高値で売る
- 再下落を狙う
これはかなりよすが式に近い考え方だった。
「抜けたから売る」ではない。
「抜けた後、戻って、そこで再び下に行くなら売る」。
土曜日に学んだ「シナリオはだいたい合っている。だから予約注文で放置する」という考えを、すぐに実装した形だった。
「この予約でいこう」
そう決めて、放置モードへ入った。
予約注文とトレイルの組み合わせ
今日の狙いは、予約注文とトレイルの組み合わせだった。
人間がリアルタイムで判断すると、どうしても感情が入る。
- 含み益が出ると建値に逃げたくなる
- 含み損が出ると切りたくなる
- 戻されるとシナリオを疑いたくなる
- 利益が乗ると早く確定したくなる
だからこそ、今日は機械に任せる方針だった。
シナリオ作成は人間。
執行は予約注文。
保有管理はトレイル。
この組み合わせなら、仕事中も触らなくて済む。寝ている間も機能する。メンタル消耗も少ない。
土曜日の「建値撤退で利益を逃した反省」から考えると、かなり自然な改善策だった。
約定、そして含み益のピーク
朝7時頃、価格が下落して成立条件にタッチ。
その後、戻りで売りが発動し、予約注文が自動約定した。
ここまでは完璧だった。
エントリー後、ETHはシナリオ通りに下落。
Funded7では、ピーク時に+42pips、+21,083円ほどの含み益が乗った。
前日のように、途中で建値撤退をすることもなく、トレイルに任せていた。
この時点では、かなり良い運用ができている感覚があった。
「これがプロの運用形態」
正直、少しそう思っていた。
シナリオを作り、予約で入り、トレイルで伸ばす。
自分の感情を挟まない。
理想に近い形だった。
でも、戻された
ところが、午後から状況が変わった。
最初は、緩やかに下落しているように見えていた。
「このままソーサー的に落ちていくかもしれない」と考えていた。
しかし、価格は本格的には下がらず、徐々に戻し始めた。
ピーク時の+42pipsは、+23pips程度まで縮小。
その後、さらに戻されて+0pips付近へ。
ここで頭の中では、まだ下落シナリオを見ていた。
「一気に下がるための助走中かもしれない」
そう考えた。
ソーサーのように建値付近まで戻って、そこから一気に下がるパターンは実際にある。
前日も、それに近い動きを見ていた。
ただ、この日は違った。
M15で見ると、少しずつ上昇転換っぽい形になってきた。
短期足の構造が、朝作ったシナリオから変化し始めていた。
最終的にトレイルSLで損切り
最終的に、トレイルSLにかかって決済。
Funded7とBlueBerryの両口座で損切りとなった。
合計損失は約-90,000円。
土曜日のチキン撤退で利益を逃した直後に、日曜日は予約注文とトレイルを使っても損切り。
正直、感情としてはかなりきつい。
「流石にここまで裏目に出るとムカつくね」
これが正直な感想。
ただ、ここで終わらなかったことが今日の収穫だった。
単に「負けた」で終わらせず、なぜこうなったのかを考えた。
「シナリオは合ってるのに損した」の真因
普通なら、今回の負けは「シナリオが間違っていた」で片付けるかもしれない。
でも、自分の感覚では違った。
- シナリオ的中率は高い
- チャート読みも大きく外れていない
- 判断品質も悪くない
- 予約注文の設計もできている
それなのに、口座残高は1週間でマイナス。
これは、単なる読み間違いではない。
構造的な問題がある。
そして今日、その正体が少し見えた。
5分足で作ったシナリオを、半日以上ホールドするのは長すぎる。
これが最大の気づきだった。
M5でエントリーしたシナリオを、半日以上持とうとしていた。
しかし、M5レベルの構造は、その間に何度も変わる。
- 最初の下落
- 戻し
- レンジ化
- 上昇転換
- 再下落
M5の世界では、半日という時間はかなり長い。
最初に作ったシナリオが、時間経過とともに古くなる。
これが、今日の損失の本質だった。
時間軸とTPのマッチングがズレていた
今日の一番大きな反省は、時間軸とTPのマッチング。
M5で入っているなら、M5の値幅で利確する必要がある。
それなのに、M15以上の大きな波を期待して、長く持ちすぎた。
トレイル機能自体が悪いわけではない。
ただ、トレイルは本来、もう少し大きな時間足や大きな値幅向き。
M5の数十pipsの波に対して、半日以上かけてトレイルで伸ばそうとすると、途中で構造が変わる。
今回のETHは、まさにそれだった。
理想は「1回目の下落で半分利確」だった
後から考えると、理想形はこうだった。
- 予約注文で約定
- 1回目の下落で含み益が+30pips前後になる
- そこで1/2決済
- 残り半分は建値SLへ移動
- 戻されても損失ゼロ
- 急落すれば残り半分で大きく取る
これなら、ピーク時の含み益を完全に消すことはなかった。
半分は確実に利確できる。
残り半分は、リスクゼロで伸ばせる。
5月15日のFunded7で+87,309円を取れた勝ちパターンも、これに近かった。
M5で短く取り、伸びる前に必要分を確保する。
大きく狙いすぎず、まず最初の波を取る。
それが今日できていなかった。
トレイル機能を過信していた
今回の反省は、建値撤退をやめたことではない。
建値撤退しないようにしたのは、土曜日の反省から考えれば自然だった。
問題は、その代わりにトレイルを過信したこと。
トレイルを入れれば、勝手に伸ばしてくれる。
そう考えていた。
でも、実際には時間軸が合っていなかった。
M5の数十pips程度の波なら、トレイルよりも、まず半分利確して残りを建値化する方が合理的だった。
ここは来週から必ず修正する。
BTCで新シナリオ、でもスルー
ETHで損切りになった後、ムカつきはあった。
ただ、その感情を引きずって取り戻しトレードに入ることはしなかった。
改めてBTCの形を見た。
この時点では、BTCの方が形は綺麗に見えた。
何度も反発していた重要サポートを下抜けており、ロールリバーサルの戻り売りが狙えそうだった。
新しいシナリオを作り、予約注文を設定。
ただし、自分に確認した。
期待値が高いから入る。
取り戻したいから入るわけではない。
損失率も0.3%に抑えた。
ここまでは良かった。
「下落始まってるわっ」と思った瞬間
その後、BTCを見ていると、価格が下に動き始めた。
一瞬、手動でショートを入れたくなった。
「下落始まってるわっw」
こういう瞬間が一番危ない。
形が完成する前に、動き出しだけを見て飛び乗りたくなる。
でも、よく見ると違和感があった。
短期でフラッグのような形になっていた。
つまり、下落開始に見えても、実際には上向きのフラッグ形成中で、そこから上抜ける可能性があった。
ここで判断した。
「フラッグの抜けみたいに見える。いったんスルー」
このスルーはかなり大きかった。
結果的に、ここで入っていたら危なかった。
頂点売りの誘惑
その後もBTCを観察していた。
上がっていくチャートを見て、少しだけこう思った。
「頂点で売ってやろうか」
天井で売れたら気持ちいい。
利益効率も最大。
でも、それはよすが式ではない。
よすが式の基本は、確認してから入ること。
- 根拠ベースではない
- ダウ理論的ではない
- 「ここが天井」は後付けになりやすい
- 確認前の逆張りになる
だからやめた。
衝動を認識して、ルールを確認して、逸脱を回避した。
この判断はかなり良かった。
天井知らずのBTC
その後、BTCはさらに上昇した。
「すげー下がりそうだけどね」と思った直後に、もう一段上へ。
「天井知らずや(笑)まだ上がってるわ。全然テクニカル的ではないな」
もし途中で手動ショートを入れていたら、おそらくかなりの含み損になっていた。
下手をすれば、即SLだった。
つまり、BTCに関しては、スルーが完全に正解だった。
土日、特に流動性が薄い時間帯の仮想通貨は、テクニカル通りに見えても急に崩れる。
これも今日の学びだった。
今日の判断記録
今日の判断を整理すると、以下のようになる。
| 判断 | 内容 | 結果 |
|---|---|---|
| 1 | ETHシナリオ作成と実行 | 損切り、約-90,000円 |
| 2 | ETH再エントリーの誘惑 | スルー |
| 3 | BTC新シナリオ作成 | 予約設定後、様子見 |
| 4 | BTCの下落初動に見えた場面 | フラッグっぽさを見てスルー |
| 5 | 頂点売りの衝動 | よすが式外と判断してスルー |
| 6 | 「下がりそう」に見えた場面 | 観察のみ |
| 7 | BTCの上昇継続 | 手を出さず観察 |
実トレードは1戦。
スルーは6戦。
そして、スルー6戦はすべて正解だった。
「スルーする力」が今日の収穫
普通のトレーダーなら、今日の流れは危なかったと思う。
1戦目で負ける。
悔しくなる。
2戦目で取り戻そうとする。
負ける。
さらに3戦目でロットを上げる。
大負けする。
これが退場パターン。
でも、今日は違った。
- ETHで負けた
- BTCで取り戻したくなった
- でも形が崩れたから入らなかった
- 頂点売りしたくなった
- でもルール外だから入らなかった
- 結果的にスルーが正解だった
これはかなり大きい。
トレードは、入ることより入らないことの方が難しい。
動くことより、動かないことの方が大事な場面がある。
今日はそれができた。
「シナリオは合ってる、実行が問題」
今週ずっと続いていた課題が、ようやく言語化できた。
| 項目 | 評価 | メモ |
|---|---|---|
| シナリオ作成 | 高い | 方向感、ライン、転換の見方はかなり良い |
| 予約注文設定 | 高い | 成行ではなく条件待ちができている |
| エントリー | 高い | 自動化で精度が上がっている |
| 建値SL移動 | 改善中 | 半利・建値化ルールが必要 |
| 時間軸マッチング | 改善必須 | M5なのに長く持ちすぎた |
| スルー判断 | かなり良い | 今日の最大の収穫 |
| メンタル管理 | 良い | 取り戻しモードを回避できた |
シナリオ作成と実行管理は別物。
シナリオは武器。
実行は管理。
両方が噛み合わないと、結果にはつながらない。
来週への申し送り
1. 時間軸とTPを合わせる
今後は、時間軸ごとに保有時間とTPを整理する。
| 時間軸 | 保有目安 | 利確方針 |
|---|---|---|
| M5シナリオ | 半日以内 | 短めに取る。1回目の下落で半利もあり |
| M15シナリオ | 1日以内 | 中程度のTPを狙う |
| H1以上 | 数日も可 | 大きなTP、トレイル向き |
2. 建値SL移動を実装する
含み益が十分に乗ったら、建値SLへ移動する。
ただし、早すぎる建値移動ではなく、一定の含み益が出てから。
目安は、M5なら+15pips以上。
そこからリスクゼロにして、残りを伸ばす。
3. 1/2決済を活用する
今後は、M5の短期シナリオでは1/2決済を使う。
- 半分は確実に利確
- 残り半分は建値SL
- 急落すれば残りで大きく取る
- 戻されても利益は残る
これは、今の自分にはかなり合っている。
4. 仮想通貨の土日は慎重に扱う
土日の仮想通貨は、流動性が薄く、テクニカル通りに見えても急に崩れる。
特に土日の日中〜夕方は、値動きが軽く、フェイクが多い。
今後は、仮想通貨を触るとしても、土日はかなり慎重にする。
月曜オープン後に判断する方が安定するかもしれない。
5. スルーする勇気を継続する
今日一番良かったのは、負けた後に無理な再エントリーをしなかったこと。
- 形が変わったら入らない
- よすが式外なら入らない
- 取り戻しモードを感じたら入らない
- 天井売り・底値買いの誘惑に乗らない
これは来週以降も継続する。
今日のまとめ
5月17日は、数字だけ見れば厳しい一日だった。
ETHで約-90,000円。
土日を使って、結果はマイナス。
ただし、今日の本当の収穫は損益ではない。
- 「シナリオは合ってるのに損する」原因が見えた
- 時間軸とTPのマッチングの重要性を理解した
- M5シナリオを長く持ちすぎる問題に気づいた
- 1/2決済と建値SLの必要性が見えた
- スルー判断が機能した
- 取り戻しモードを回避できた
- 衝動と判断を分離できた
これはかなり大きい。
今日の負けは、単なる負けではない。
来週以降の数十万円、数百万円の利益を作るための土台になった。
「続けていたらミリオネアは近いな」
そう思えるだけの手応えはある。
シナリオ作成はかなり良い。
予約注文も身についてきた。
スルー判断も強くなっている。
あとは、実行管理。
時間軸に合った利確。
建値SL。
1/2決済。
これを月曜から実装する。
来週は、シナリオを利益に変換する週にする。

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