プロップ3口座運用 5日目 – 「形いい方に絞る」が結果を出した日
朝のスタート、すでに損失から
5/15は朝6時台のUSDJPYでつまずいた。前日から保有していたロングポジションが、早朝特有の薄い板の時間帯にストップ狩りへ巻き込まれて損切り。損失は約-¥3,000。
最近のUSDJPYはかなり特殊な動きをしている。160円タッチ以降、介入警戒が強まってからというもの、押し安値の少し下まで一気に突き刺して即反転する「教科書通りのストップ狩り」が頻発。
SL自体は根拠ベースで置いている。押し安値の少し下。構造的には間違っていない。それでも、その“妥当な場所”自体をアルゴに狙われている感覚が強い。
しかも厄介なのが、刈り取った後は普通に元方向へ戻ること。つまり「方向感は合っていたのに負ける」という、一番精神的に削られるやつ。
「ドル円はしばらくダメかもしれない」
朝の時点でそう判断した。
最近のUSDJPYは、テクニカルが機能している瞬間もあるが、突然アルゴリズム的な急変動が入る。そのノイズ幅が大きすぎる。
相性悪い相場を無理に攻略しようとすると、判断精度ではなく事故耐性勝負になる。そういう時期は、一旦距離を置く方が合理的。
「触らない判断」も、トレーダーの技術の一部。
XAUUSDとGBPUSD、2つのシナリオ
朝のシナリオ作成段階で、候補は2つあった。
XAUUSD M15 ショート
- 下降トレンドは継続
- MTFも概ね下方向
- ただし値動きが重い
- 方向感がやや弱い
- RRは約1.10
GBPUSD M15 ショート
- 綺麗な下降チャネル
- 戻り売り構造が明確
- 直近安値ブレイク後の戻り待ち
- 損失率4%設定
- RRは約1.01
迷ったが、最終的に選んだのはGBPUSDだった。
XAUUSDは方向感が弱い。下降しているように見えても、レンジっぽさが残っている。こういう時のゴールドは上下どちらにも狩られやすい。
一方、GBPUSDはかなり綺麗だった。
- 下降チャネル
- 戻り高値形成
- 上位足も下向き
- ロンドン時間との相性も良い
全部の条件が揃っていた。
「両方やらない。形いい方だけに絞る」
これが今日一番大きかった判断だったと思う。
以前なら「どっちも行けそう」で両方触っていた可能性が高い。でも実際には、集中力もリスクも分散する。
本当に綺麗な形だけに集中する。最近ようやくこの感覚が身についてきた。
ロンドン時間、GBPUSDショート実行
15:30過ぎ、ロンドン時間開始後にGBPUSDショートをエントリー。
朝に組んだシナリオ通り、
- 直近安値割れ
- 戻り形成
- M5下降転換確認
この流れを待ってから入った。
最近かなり意識しているのが、「戻り完成前に飛び乗らないこと」。
早すぎるショートは、大体一回上に担がれる。特にロンドン開始直後は狩りも多い。
今回はちゃんとM5で下降転換を確認してから入れた。以前よりエントリー精度はかなり上がってきている感覚がある。
エントリー直後はすぐに微益。
前回のUSDJPYの朝スプレッド事故と違って、今回は時間帯選択も良かった。ロンドン時間はやはり値動きが素直。
揉み合いの中で見えた「初心者狩りの形」
エントリー後、1時間ほど揉み合いへ。
1.351付近でレンジ化し、20pips程度の上下。
ただ、この揉み合いには意味があった。
「これ初心者が上昇転換だと思って飛び乗る形だ」
大きく下げた後に急反発すると、多くの人は「底打ち反転」と認識する。
でも実際には、上位足はまだ完全に下降トレンド。
つまり、
- 初心者 → 反発を見てロング
- 中級者 → 怖がりながら早ショート
- 上級者 → 狩られる構造を待つ
という差が出る。
今回のGBPUSDはまさにその形だった。
戻り高値付近でロング勢が積み上がり、そのSLを巻き込みながら下へ走る構造。
これが見えている時点で、自分はショート側に立てている。
以前より、「罠が見える」感覚がかなり強くなってきた。
「今回はM5でやるべきだった」反省
ただし反省点もあった。
「今回は5分足でやって、1回目の下落で利確しとくべきだった」
この日は米指標が控えていた。
M15シナリオで持ち続けるより、M5短期で抜いて一旦逃げる方が良かった可能性が高い。
特に最近は、NY時間前後で一気に巻き戻されるケースが多い。
つまり、
- M15想定 → 粘る
- M5想定 → 早め利確
この使い分けが必要だった。
実際、別口座(Funded7)ではM5短期で利確できていた。
同じ通貨ペア、同じ方向でも、
- 時間軸
- 保有時間
- 執行速度
これだけで結果が真逆になる。
「どの時間軸で利益を取りに行くか」
最近はここがかなり重要だと感じている。
指標前撤退の判断
夜になると、米国の鉱工業生産指数発表が近づいてきた。
HFM口座のGBPUSDショートは、シナリオ自体はまだ生きていた。ただ、含み損〜微益を行き来している状態。
「指標近いから建値撤退した」
ここで重要なのは、
- シナリオを信じること
- リスク管理
これは別問題だということ。
指標サプライズが来れば、テクニカルは一瞬で吹き飛ぶ。
建値撤退なら、
- 勝ちは逃す
- でも負けも受けない
この状態を作れる。
ただ、最近ずっと思っている。
「ここんとこ毎日あるやん指標」
5/12 CPI、5/13住宅関連、5/14小売売上高、5/15鉱工業生産指数。
毎日のように重要指標が続いている。
全部を「指標前撤退」にしていたら、まともにポジションを持てない。
ここで、ルール再整理の必要性を感じた。
今後の指標対応ルール
- CPI、雇用統計、FOMC、GDP → 必ず撤退
- 中重要度 → 建値SL移動
- 軽指標 → 保有継続も検討
「指標あるからトレードしない」では仕事にならない。
プロは、毎日指標がある前提で戦っている。
3口座運用としての結果
今日の結果はこうなった。
- HFM → GBPUSD建値撤退
- BlueBerry → GBPUSD建値撤退(-$12.92)
- Funded7 → GBPUSDショートで +¥87,309
Funded7だけ大きく利益を伸ばせた理由は、M5短期戦略だったこと。
HFMとBlueBerryではM15で粘った。
一方Funded7では、
- 1回目の下落で利確
- 短時間で抜く
- 指標前に逃げる
この戦術を徹底できていた。
朝の事故(-¥45,000)以降、
「Funded7は慎重に短期で取る」
という意識が強くなっていた。
結果的に、その慎重さが今日の大勝ちへ繋がった。
「判断は良いのに勝てない」状態からの脱出
今週ずっと感じていたのが、
「判断は良いのに、結果が伴わない」
という状態。
でも今日は違った。
- 朝 → USDJPYストップ狩り
- 日中 → XAUUSD見送り
- 夕方 → GBPUSDへ集中
- 夜 → Funded7で大勝
最終的に1日トータルでは大きくプラス。
「事故さえなければ勝てる」
最近ずっと感じていたことが、ようやく数字として現れ始めた。
「初心者狩りの形」が見える感覚
今日のトレードで、自分の中で1つレベルが上がった感覚がある。
- 初心者 → 反発を見てロング
- 中級者 → 早ショートして担がれる
- 上級者 → 狩られる構造を待つ
今は「どこで初心者が捕まるか」が少しずつ見えてきている。
これはかなり大きい。
チャートを見る視点が、単なるローソク足ではなく、「誰がどこで損切りするか」に変わり始めている。
この感覚が定着すると、エントリー精度はさらに上がるはず。
来週への引き継ぎ
5/15で得た学びはかなり多かった。
- 形いい方だけに絞る
- M5短期取りはかなり有効
- 指標は毎日ある前提で戦う
- 口座ごとに戦術を分ける
- 「初心者狩りの形」を認識する
特に、
「全部やらない」
これは今後かなり重要になりそう。
本当に綺麗な形だけを選ぶ。それだけで事故率はかなり減る。
まとめ
朝はUSDJPYストップ狩りで損失スタート。
それでも、
- USDJPYへ固執しなかった
- XAUUSDを見送った
- GBPUSDへ集中した
- M5短期戦術を使い分けた
- 指標前に守りへ切り替えた
これらが最終的な利益へ繋がった。
特に今日は、
「形いい方に絞る」
これが本当に機能した1日だった。
今週は事故も多かった。でも、その中で少しずつ「勝てる人の視点」が見え始めている感覚がある。
下振れを受け入れながら、同じプロセスを淡々と続ける。
結局、長期で勝つ人はそこをやめなかった人だけ。

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